ステータス・シンボル 1
世界の原始美術の二大宝庫は西アフリカとパプアニューギニアのセピック地方。
なかでもハウス・タンバラン(精霊の家)に代表されるセピックの怪奇な彫刻や建物のたぐいは、独創性と芸術性の高さでつとに有名だ。
セピック川流域のアンゴラム村に、一見、豪壮なハウス・タンバランが建っています。
そそり立つ屋根のてっぺんに、いまにも羽ばたきそうな"鳥人"が威厳をもって空をあおぐ。
入口の両側にそびえるトーテム・ポールの大きな目がギョロリと光る。
建物の中心には、日本の神社のような階段があって、奥は不気味なまでに真っ暗だ。
しばらくすると目が慣れてきた。
なんという世界なのだろう、竹とヤシでつくられた天井と壁は、絵という絵で埋めつくされています。